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2012年04月 の記事一覧

赤レンガ クラフトフェスタ 1012

こんにちは、林史恵です。今日は、普段からお世話になっている招き猫作家の本間左小里氏が、横浜の赤レンガ倉庫で行われるイベントに参加するので報告させていただきます。

イベントのホームページはこちらからご覧ください。
        ↓↓↓
赤レンガクラフトフェスタ2012

本間左小里氏の紹介はこちらをご覧ください。
        ↓↓↓
工房プロフィール『(創作招き猫)まねき屋』



招き猫
↓↑本間氏は粘土や張り子、焼き物など、様々な技法を使って製作しており、常に招き猫の新しい可能性に挑戦しています。どの作品もやわらかな猫の表情と細かい筆遣い、鮮やかな色使いを駆使し、見る人に華やかな印象を与えてくれます。
招き猫

本間左小里氏をはじめ、ガラス工芸や和紙人形など、感性と職人技が息づく工芸家たちの手作りの作品が一堂に集まっております。期間は4月27日から4月30日まで。ゴールデンウィークのお出かけに最適ですね!!!
ぜひ、行ってみてください\(^o^)/

私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
はりこのはやしや ホームページ

招き猫

師匠のもとででやっている伝統工芸張り子の招き猫を紹介して下さっているブログを見つけました。と言っても身内のブログです(笑)こちらからどうぞ。黒猫ミィミィくん、撮影協力ありがとうございます。

普段はご自分が読まれた本、社会、経済等がテーマのブログ
めんどくせぇことばかり


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こちらの張り子は非売品ですが、またどこかで売る際は報告させていただきます。


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雑司が谷 旅猫雑貨店情報

こんにちは、林史恵です。


はりこのはやしやの商品を取り扱って下さっているお店、雑司が谷の旅猫雑貨店が運営しているブログ、『旅猫雑貨店 雑司が谷・路地裏縁側日記』の“「郷土玩具の魅力を知る」その2”という記事にて、はりこのはやしやの金粒しりぃずが紹介されています。

旅猫雑貨店は、「ニッポンの暮らし、楽しもう」を合い言葉に、日本人の暮らしの中から生まれた生活道具や郷土玩具、装飾品、そして暮らしに関する古書を販売しているお店です。
雑司が谷という街並みにぴったりな、おしゃれで可愛らしいお店です(^^)
東京散歩のコースにぴったり☆ぜひ、行ってみてください。

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↑↓撮影日は夜でした。あたたかい光に包まれた、やさしい雰囲気の外装です。
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端午の節句に間に合いました

こんにちは、林史恵です。
今日は、5月5日、端午の節句に向けて作った新商品、”節句しりぃず”より、鯉金をご紹介させていただきます。

立身出世を願う男の子の節句

端午の節句
男子の節句とされ、身を守る「鎧」や「兜」を飾り、「こいのぼり」を立てて男子の成長や立身出世を願ってお祝いをします。また、初節句(男の子が生まれて初めての節句)にはちまきを、2年目からは新しい芽がでるまで古い葉を落とさない事から「家督が途絶えない」縁起物として「柏餅」を食べます。
地方によっては、子供の行事としてだけでなく、田の神を迎えるための禊の名残として菖蒲湯に入る習慣も残っているようです。

なぜ鯉のぼり??
登竜という激流(登竜門)を鯉が登ったという中国の伝説を受け、鯉には出世と健やかな成長を願う親の気持ちが託されています。

鯉のぼりと金太郎で鯉金(こいきん)!!
鯉のぼりと金太郎の組み合わせは”鯉金(こいきん)”と呼ばれ江戸時代より伝わる伝統的な図柄です。男の子の立身出世、健康を願って描かれてきました。
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幅47ミリ、奥行き83ミリ、高さ102ミリ
玄関先や、お部屋の縁起飾りとして、おてごろサイズです(^^)
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皆様の端午の節句にはりこのはやしやの鯉金はいかがでしょうか?

リンク
はりこのはやしや、ネットショップ



参考文献
日本文化いろは事典

郷土玩具の会 鴻巣練りもの

こんにちは、林史恵です。郷土玩具の例会へ行って来ましたので、報告させていただきます。
今日のテーマは埼玉県鴻巣市の伝統玩具、“赤物(あかもの)”です。埼玉県立歴史と民俗の博物館の主任学芸員、内田幸彦様がお越しになり、講義をして下さいました。

赤物とは
桐のおがくずと生麩糊(しょうふのり)を練った生地を型に入れて成形し、赤く彩色した獅子や人形などで、その色合いから赤物の名で呼ばれている。鮮やかな赤色の持つ強い呪術力への信仰から、子供の疱瘡よけとして広く求められてきた。
赤物は、獅子頭や天神、達磨、海老など数百種類に及ぶ。その製作は、タネと呼ばれる製品の原型から松脂(マツヤニ)などの材料でカマガタと呼ばれる型を作った後、生地抜き、乾燥、バリトリ、胡粉塗り、赤塗り、組立の工程を経て完成する。梅雨が開けた7月から本格的に作業が始まり、夏の期間は生地抜きの作業、秋から12月にかけて生地抜き、彩色が行われる。
(内田様がご用意して下さった文化庁の資料から引用しました。)

平成23年、国指定重要無形文化財指定
平成23年3月9日、玩具の製作技術として初めて、重要無形民俗文化財となりました。同じ郷土玩具作家として、このようにまた一つ、郷土に根差した貴重な玩具が国に認められるのは、嬉しいことです。

作品紹介♪
今日は玩具の会の方々が、長年にわたってコレクションした秘蔵の赤物が、一同に会しました!!!
その中のいくつかを紹介させていただきます。
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↑こちらは海老です。比較的新しいものかと思われます。光沢が縁起の良さをより一層引き立てています。
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↑こちらの3点は犬です。真ん中の犬と左はじの犬は初めてみました。犬だけでもこんなにバリエーションがあるのですね!!探せばまだまだ出てきそうです。情報のある方はぜひご一報お願いします。
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こちらは天神様。どうやら左のほうが、古く貴重なもののようです。

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↑こちらは金太郎の“こいのり”
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↑こちらは金太郎の“くまのり”。どうやら“こいのり”“くまのり”“もものり”というのが、金太郎の定番のようです。今回の例会では出なかった“もものり”も、一度見てみたいですね。

今日はずっと前から知りたかった赤物の情報をたくさん得ることができ、とても勉強になりました。学芸員の内田幸彦様、素晴らしい講義を有難うございました。


また、今日は長年郷土玩具の会の会員として会を支え続けた女性三人が表彰をされました。下の写真が表彰式の模様です。

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↑菅田 都様(昭和38年入会)
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↑伊藤 利子様(昭和39年入会)
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↑平岩 淑子様(昭和40年入会)

このような郷土玩具を愛する大先輩たちに様々な教えを請うことができ、私はとても恵まれていると思います。これからも郷土玩具の会のより一層の発展を願うとともに、今回の報告のしめとさせていただきます。

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素材説明

こんにちは、林史恵です。今日は木型など、張り子完成の前段階に使う道具や素材についてご紹介させていただきます。下の写真は、はりこのはやしやの人気商品、うん、運、うなずき草子シリーズに使われている木型です。
店長けん職人の林史恵が(笑)全て木材から探して、手彫しております。この完成品には、強度を高めるため柿渋が塗られており、この方法は、埼玉県越谷市の荻野だるま製作所の職人から聞いた、伝統に基づくものです。
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↑黒いほうが古い方です。使えば使うほど、色が濃くなって味が出てきます。何日かに一度、ごま油を塗って、表面を保護しています。

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↑こちらはの木型。去年は100個作ったため、木型を5つ用意いたしました。
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↑うん、運うなずき草子シリーズの顔を型から抜いて、反古紙で補強したものです。
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↑それに更に、ゴフンとニカワを溶いた下地を塗ったもの。ゴフンとニカワは、張り子用のものを埼玉県小川町で購入しております。
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↑こちらは張り子補強用に使う反古紙。古い帳簿です。これだけでも骨董市に出ているほどの貴重品です。薄いのに強度抜群です!!!

また、張り子に使う張り子紙も、手漉きによる張り子専用和紙にこだわっております。
詳しくはこちらをご覧ください。

張り子紙についてパート①
張り子紙についてパート②


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張り子紙についてパート②

こんにちは、林史恵です。前回の張り子紙についてパートの続きで、今回は張り子紙製作の工程をご紹介いたします。取材を許可して下さった嶋田重夫様と奥様、本当に有難うございます。


古紙や和紙をこなす(撹拌する)

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↑上の丸い入れ物の中で撹拌し、下の四角い入れ物に水分を抜いた状態で出てくる。
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水分を抜いた状態がこちら。繊維の塊です。


②再び水と混ぜる
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↑繊維をきれいな水の入った漉く場所に移し、混ぜる。
 ※この時すくい上げるように混ぜるのがポイントです。

漉く
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↑↓他の多くの和紙が流し漉き(すくっては余分な繊維を捨てながら漉く)なのに対し,嶋田様の張り子紙は留め漉き(すくったものは捨てること無く、枠内でゆすって平らにする。)

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④押す
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↓↑他の和紙と違い分厚いので、先代があみ出した嶋田家独自の機具でよく押す。
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↓紙の厚さの種類によってはこの枠内がひたひたになることもあるため、押す行為はとても重要。
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⑤重ねる
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↑新聞紙を一枚一枚はさみながら重ねていく

⑥乾す
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↑庭先に乾かす。乾いたら完成です。

張り子紙の注文が多く、お忙しいなかでの取材だったのですが、嶋田様はとっても優しくひとつひとつの工程を教えて下さいました。

この家へ行くたび、優しい嶋田家の方々に触れるたび、どこか時間がゆっくり流れているようなホンワカした気持ちになります。嶋田家の方々、本当にありがとうございました。


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張り子紙についてパート①

こんにちは。林史恵です。今日は、はりこのはやしやが使っている張り子紙について、二編に渡り紹介させていただきます。埼玉県小川町に住む張り子紙職人、嶋田重夫様と奥様の許可を得て、記事にさせていただきました。ご協力、本当にありがとうございました。
小川町で江戸時代から農業と和紙漉きを代々受け継いできた嶋田家。昭和30年、先代が張り子紙漉きに転向して以来、この家にしか無い、独自の手法が今日まで伝わって来ました。

張り子紙とは
灰色で厚みのある紙です。古新聞紙を攪拌機で泥状にし、つなぎに楮(こうぞ、小川周辺ではかずと読む)を2~3割混ぜあわせ、漉きます。その後、天日干しをしたら完成です。
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↑築100年以上の島田様宅
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↑玄関を入ると広い土間けん作業場。この手前には、テレビとこたつが置いてあり、奥様が小川張り子を作っています。古紙と水が混ざった匂いがして、その匂いがまたなぜだか落ち着きます。
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↑私はここで張り子紙だけでなく、剥がした張り子を張り合わせる反古紙、下地に使う張り子専用のゴフンとニカワも購入しております。
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↑撹拌前の紙です。左は綺麗な和紙。右は古紙です。
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↑納屋につまれた紙


張り子紙今昔……


現在、だるまは機械による真空成形が多くなりましたが、昔は群馬をはじめ殆どの業者が埼玉県小川町の張り子紙を使っておりました。先代の頃は、町内に嶋田家の他にも2軒あったといいます。
その頃一番忙しかった時期は年の暮れで、生産が追いつかないほどだったそうです。

まだ紙が乾いていない状態なのに、取りに来るだるま業者もいて、同業者が鉢合わせすることもしばしば……
時には嶋田家内で張り子紙をめぐる喧嘩が起こってしまうこともあったそうです。

現在、群馬などの大手だるま業者に卸すことがなくなったため、かつてのような事はなくなったそうですが、今でも、下のような手作りによる伝統を守り続ける地域やお店と、取引を続けています…。

●多摩だるま
●山梨の張り子
●高崎のねこや
●春日部張り子
●佐原張り子
●広島の張り子
●はりこのはやしや\(^o^)/
などなど………

次回は作業工程をお伝えします。お楽しみに!!!
張り子紙についてパート


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“ささてん”

こんにちは、林史恵です。今日は私の大学時代の友人、酒井みのりさんとその友人、佐野友美さんの二人による展示会、“ささてん”に行ってきたので、報告させていただきます。
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清澄白河駅から徒歩三分の、桜並木のさわやかなな道に今回の画廊“SAKuRA GALLERY”はありました。
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開放感あるおしゃれな外装です。
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↓現在大学院で版画を専攻している酒井みのりさん。ダイナミックでインパクトのある色使いが特徴のこちらの作品の題名は『去年からのびたソデ』技法はリトグラフです。彼女らしい不思議な世界感が絵いっぱいに広がっています。
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↓こちらは佐野友美さんの作品、『正列』磁器、木による作品です。この筒の集まりは焼き物なんです。窯から出された壺などの焼き物が、整然と並んでいる光景を表現しているのだそうです。見方は人それぞれなのでしょうが、私は、静寂の空間に敷き詰められている磁器が、広々と広がっている景色を何も考えずに眺めているような、なんとも言えない気分になりました。
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今回は作家が二人共在廊しており、酒井さんのインド旅行の話を含め、大学時代にもどった気分でいろんな話をしてきました。酒井さん、佐野さん、『ささてん』という展示会名の響きのとおり、可愛らしいお二人でした。素敵な展示会をありがとうございます\(^o^)/

4月8日までやっております。ぜひ行ってみてください。
SAKuRA GALLERY
ささてん
2012年4月3日~8日
12時~19時最終日は17時まで

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gallery花影抄 Kengtaro glass works

こんにちは、林史恵です。4月6日、東京都の根津にあるgallery花影抄で行われている展示会、
Kengtaro glass works [ growing! ] を見て参りましたので報告させていただきます。
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根津という下町情緒あふれる地域にある花影抄は、根付・和こものの展示販売のお店兼、ギャラリーを営業しています。
この地域ならではの、小さな路地裏を曲がったところに花影抄はありました。
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展示会の全体はこんな感じ。静かで綺麗な所……いつまでもいたいような、ゆったりしたスペースですね。オーナー様やスタッフの方々のセンスとこだわりを感じます。事実、温かい画廊の方々に囲まれ、わたし長居いたしました(笑)

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今回はガラス作家・ケンタロー氏の個展。
ガスバーナーによってボロシリケイトというガラスを造形する作家さんです。
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↑この作品のタイトルは“Growing!Ⅱ”
DMになった作品ですね。実際に見ると柔らかな光の中で輝いていてとても美しい…うっとりしてしまいます。

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↑こちらは”Catch the jellyfish”ねっとりしたタコの質感や動きが忠実に再現されています。親指ほどの小さな小さな作品なのですが、その作りの精密さに圧倒されてしまいます。まさにオブジェ作品の新境地ですね。




今回は花影抄の方々から色々なものを見せていただき、大変勉強になりました。ありがとうございます。Kengtaro glass works [ growing! ]、ぜひ行ってみてください。
Kengtaro glass works [Growing!]
2012.3.31 (土)~4.8 (日)
13:00~19:00
休廊日/4.5 (木)

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雑司が谷 旅猫雑貨店パート2

こんにちは、林史恵です。今日は、はりこのはやしやとしての活動報告です。以前の記事でも紹介した、雑司が谷の旅猫雑貨店に、商談へ行って参りましたので、紹介させていただきます。

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↑少し歩いたところではこんな可愛らしい電車も走っています
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↑↓お店に行くと、店主の金子佳代子様が出迎えて下さいました(*´∀`*)前回は夜行ったのですが、今回は昼間行きました。ぽかぽかした陽の光のもとで見る旅猫雑貨店もおしゃれで可愛らしくて素敵でした。
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↓今回は新商品、"金粒しりぃず"を置いていただくための商談です。首振りの犬張子、“うん、運うなずき草子しりぃず”もお陰様でとても好評で、様々な方にお買い上げいただいているのですが、旅猫雑貨店では小さくて手にしやすい商品を…とのことで、画像のような商品開発に至りました(^^ゞ
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一寸の虫にも五分の魂…金粒は一寸の小さな小さな張り子ですが、その作りには伝統の技術を使った黄金の魂が込められています…

この金粒シリーズは、少しずつ商品点数を増やしていく予定です。お楽しみに…♡

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↑また、旅猫雑貨店にて陳列していただけることになりました\(^o^)/はりこのはやしやの張り子が実店舗に置かれるのは初めてなので、大変嬉しい気持ちでいっぱいです。興味のある方はぜひ行ってみてください(^^)可愛くてめずらしい和雑貨がたくさん置かれています。


旅猫雑貨店

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