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2012年09月 の記事一覧

四国の徳島県にはりこのはやしやの犬張子を置いていただいております

こんにちは、張り子作家、林史恵です。
はりこのはやしやの張り子が、徳島県、美馬郡つるぎ町のブティック、『おしゃれの店 みやけ』に置いていただいております。

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おしゃれの店 みやけは、戦時中、主人の曾祖母にあたる三宅シゲリさんがはじめました。最初は木綿の布や反物を売ることからはじめ、そのあとは服なども仕入れるようになり、今のお店の形になりました。

現在の店主は、主の祖母、三宅陽子さん。お店を切り盛りしていらっしゃいます。
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地域に根ざしたお店です。私が訪れたときも、店主とお客さんが楽しそうにお話してらっしゃいました。
周辺の方々の憩いの場でもあるのです。
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カウンターのケースのなかに飾られています!ありがとうございます。
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左から、『龍』、『運、うん、うなずき草子』、『つぶ犬』、『まめ犬』です。
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箱まできれいに展示してくださっています。ほんとうにありがとうございます!!
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お店の前の景色はこんなかんじです。のどかな風景ですね。
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最後に、畑でとれたかぼちゃをいただいて帰りました。面白い形ですね。ふかして食べたらとても美味しかったです。

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当店のネットショップです。
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郷土玩具の会 鎌倉材木座海岸の面白い漂着物

こんにちは、張り子作家、林史恵です。
今日の郷土玩具の会の例会では、会員の末永氏が、神奈川県鎌倉の材木座海岸に打ち上げられている貴重な資料についてお話してくださいました。

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材木座海岸を歩くようになったきっかけは、ご自身のコレクションである、貝屏風を修復するため、貝を拾いに出かけたことだそうです。
そこで、観光客でもない人々が海岸を歩き回っているのを発見、お話を聞いてみると、アクセサリーを作るため、ガラスの漂着物を探す人、古い磁器の破片を探している人、様々。末永氏も興味を持たれ、漂着物を探すようになったのだそうです。実際に持ってきていただきました。
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こちらが漂着物を探すきっかけになった貝屏風
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上の写真は実際材木座に落ちていたもの。陶器の醤油差しです。なんの漂着物かというと…
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なんと崎陽軒のシュウマイです!『シウマイ』と書かれているところに歴史を感じます。
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こちらのふたつは親指ほどの小さな瓶です。
ライトブルーのビンは、戦後の物。胃腸薬の薬瓶です。
白い瓶は、表面が銀色に変色しており、涼やかで美しいです。中のガラスが酸化しているとのこと、30年以上は経たないとこうはならないそうです。
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こちらも落ちていたもので、4センチほど。戦後の土人形で、穴が開いている事から『はとぶえ』と思われます。
末永氏いわく、以前千葉の畑を探っていたら出土したものと同じなのだそう。戦後の関東の子供たちの中で、よく遊ばれていたのでしょう
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土で出来た『泥面子』戦後のものです。
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また、上のようなものも落ちていたそうです。戦後の土人形の破片ではないかと思われます。
左側の盛り上がった所、これは僧の持つ風呂敷であると想像できることから、今戸土人形の『西行法師』ではないかと推測できるそうです。
この型から、これが何かを想像できてしまうのが玩具の会の会員のすごい所ですね。
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これは漂着物ではありません。今戸の西行法師です。上の破片の全体像の一例として、会員の方が用意してくださいました。
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こちらは宋銭だそうです。
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古い陶磁器の破片も落ちているそうです。


貴重な思慮を持ってきて下さった末永氏ありがとうございます。
こんなに素敵な趣味を持っていらっしゃるなんて、羨ましいです。私も海岸が近かったら、是非してみたいです!
海岸を歩きながら宝探し、そして歴史に思いを馳せるのです!!


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中川政七商店様にて販売していただくことになりました

こんにちは、張り子作家、林史恵です。
今回ははりこのはやしやの張り子情報をお伝えいたします。

中川政七商店様の発行されている冊子、『日本市 NIPPONICHI 日本の土産物2013春』内にて、はりこのはやしやの鯉のぼり張り子を掲載、販売していただいております。

株式会社 中川政七商店ホームページ



今回、中川政七商店様からいただいたメールをきっかけです。
プラスプロジェクトという、『日本の伝統工芸を元気にする』プロジェクトに、張り子作家として参加させていただくことになったのです。
中川政七商店デザイナーの羽田えりな様や、沢山の方々のお世話になりながら、作業を進めて参りました。

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こちらが冊子の表紙です。
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中のページに載せていただいております。

~~~~~~~中川政七商店とは~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

中川政七商店は奈良の地で享保元年(1716)に創業しました。
創業以来、手紡ぎ手織りの麻織物を扱い続けています。

近年は伝統工芸をベースにしたSPA業態を確立し、
遊 中川」「粋更kisara」「中川政七商店」という3つのブランドを全国に展開しています。

13代にわたって続いている老舗です。詳しくは歴史をご覧になってください。
中川政七商店 歴史
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下の写真は、バイヤー、プレス関係者向けの展示会、大日本市の模様です。
はりこのはやしやの鯉のぼりも展示されておりました。
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私の張り子が置かれている棚には、高崎だるまや卯三郎こけしなどが置かれています。
すべて中川政七商店様の限定デザインです。

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丁寧に展示してくださり、ありがたい限りです。

はりこのはやしやの張り子は、伝統の手法に基づき、ひとつひとつ丁寧に手作りしております。
今回は、大日本市に掲載されている鯉のぼり張り子の作業工程をご紹介いたします。

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こちら、張り子に使用する手漉きの張り子紙を水で湿らせたものです。細川和紙で有名な和紙の里、埼玉県小川町にお住まいの日本に一人しかいない張り子紙職人、嶋田重夫氏の紙を使用しております。

過去の記事にて、張り子紙を手漉する様子をご紹介しております。詳しくはこちらをご覧ください。

張り子紙についてパート①
張り子紙についてパート②

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油を塗った鯉のぼりの型に張り子紙を張っていきます。水のみで張るため、手のひらでしっかり押し付けます。
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次にこの反古紙(ほごし)を使います。こちらも嶋田重夫氏から購入した手すきの和紙で、強度抜群です。

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糊で反古紙をはっていきます。これにより、乾いた時の強度がアップします。

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一日天日干しし、完全に乾かします。乾いたものがこちらの写真です。
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続いて、型から剥がすため、カッターナイフで切込みを入れます。刃はすぐにだめになるため、使い捨てができるカッターナイフが一番適しています。

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型からはがします。カッターの刃などを間にはさみつつ、千切れないよう慎重に行います。

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型から剥がしたものがこちらです。油を塗ったおかげで綺麗に剥がれます。このように、はりこの中は完全に空洞です。

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先ほどの反古紙で剥がした切れ目をつなぎあわせます。

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ゴフンとニカワと水を混ぜた液体を塗ります。約一日乾かし、乾いたら更に上から重ね塗りをします。この作業を4~5回繰り返し、表面がなめらかになるようにします。

こちらのゴフン、ニカワも、嶋田重夫氏から購入した、張り子専用のものを使っています。独特な質感の張り子紙によく馴染む、大変質の良いものです。
古くから張り子職人を客として対応してきた嶋田家では、こうした専用の素材も販売していらっしゃいます。

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彩色をして出来上がりです。今回のこのデザインは、私の原案を元に、デザイナーの羽田えりな氏と相談を重ねてつくりました。鯉のぼりと金太郎の組み合わせは”鯉金(こいきん)”と呼ばれ江戸時代より伝わる伝統的な図柄です。男の子の立身出世、健康を願って描かれてきました。

日本中の子供たちが、元気に、たくましく成長していくように、願いを込めて制作しました。
訳10.5センチ×7センチ×3.5センチと、小さなスペースにも対応できるおてごろサイズとなっております。端午の節句のおりには、自宅の縁起飾りとしていかがでしょうか。

※今回の鯉のぼり張り子は、中川政七商店様限定のデザインとなっております、ご購入の際は、私のショップからは購入できませんので、ご了承ください。


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アート・建築・デザイン本マニアに紹介されました

アート・建築・デザイン本マニア』というサイトの、「厳選!デザイン・アート関連ブログ」の1つとして「はりこのはやしや 」のブログをユーザーさんに役立つブログとして、紹介して頂いております。

アート・建築・デザイン本マニアというサイトでは、アート・建築・デザイン本に関するおすすめの口コミ書評・レビュー情報をまとめて紹介しています。


ぜひご覧ください


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