fc2ブログ

2013年05月 の記事一覧

土鈴の街、栃木県佐野市で制作されたと思われる豆五猿

最後に追記をさせていただきました。とても大事な情報です。

こんにちは、張り子作家、林史恵です。

今日は以前、郷土玩具の会にて発見した、可愛らしい猿の土人形のレポート致します。
それがこちらです。”豆五猿”というそうです。

mamegosaru (1)
この玩具が入っていた箱には、“佐野”と表記されていたことから、土鈴で有名な、栃木県佐野市の土人形であると思われます。情報をお持ちの方いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。それにしても可愛いですね。

mamegosaru (2)
白い猿のバージョンもありました。
癒されます。


どなたが制作されたのか、申し訳ないことによくわからないのですが、いつも参考にしている資料を読んでみると、佐野市では、お二人の土人形職人がいらっしゃるそうです。この豆五猿を作ったのもお二人のどちらかと思われます。

相沢一太郎氏

明治三五年生まれ。片柳喜一郎氏を師として、18才(大正9年)で、雑貨、土鈴の店を創業しました。
土鈴の種類は250種(佐野赤天神、出世俵鈴、龍神風神鈴など)に及び、その他、鳩笛10種、八朔人形の京人形や、馬乗り大将など、種々あります。

相沢氏が子供の頃、近所に箱庭(※)を作る家があり、学校から帰るとその家へ手伝いに行ったのが、土鈴の道の始まりでした。大正の中頃から独立をして、箱庭の道具制作をはじめ、土鈴は昭和の初期に作った、唐沢山神社の俵鈴が第一号だと言います。


(※)箱庭とは
小さな箱に土を盛り、山や川を作り、草木や石などを配し、山水や庭園の様を模して鑑賞するもの。
その道具の家や橋、船などのミニチュアは、粘土で焼いて作られていた。

山口壬三(ていぞう)氏

山口壬三氏の制作される土人形は、堀米人形と呼ばれています。元々、壬三氏の父、安太郎氏が、佐野市内の堀米で土人形をつくりだしたことから、そう呼ばれています。

山口安太郎氏と、先に紹介した相沢一太郎氏は幼馴染みであったそうです。
相沢氏は箱庭の道具職人から土人形職人になったのに対し、安太郎氏は京都の清水で修行をして人形師の道に入り、各地を転々としたのちに、佐野へ戻って堀米人形を作るようになったといいます。

そして、二代目、壬三氏は、父、安太郎氏の仕事を見よう見まねで覚えていましたが、父の没後、博多へ人形作りの修行に出かけ、昭和26年、佐野へ帰り、土人形制作をはじめました。

そのため、同じ堀米人形でも、父、安太郎氏は清水系、壬三氏は、博多系の人形を制作されるのだそうです。



相沢一太郎氏の作風に対し、山口壬三氏の作風は、小型なものが多く、丁寧な彩色が特徴なのだそうです。このように小ぶりな形で繊細なものを土鈴にするのは、大変な手間なのだそうです。


-----------------------------------------------追記(重要!!)-----------------------------------

記事にした後、大変ありがたいことに、親しくしていただいているΩ社様という方から、早速情報をいただきました。
貴重な情報を本当に有難うございます!!

いただいた情報はこの二つ。

●豆五猿の製作者は、相沢一太郎氏であるということ

●まめでござるという言葉に、“豆”“五”“猿”という字をあてた洒落を、実際に相沢氏が形にしたということ

製作者は相沢氏の方だったのですね。また、このおサルたちの名でもある“豆五猿”という響き事態が、洒落であったということも解りました!

Ω社様は、架空広告や架空民芸品を手がける若手の職人さん。可愛らしいこけし達や、起き上がり人形の起き上がりえぼし、今年のへび年にちなんだお巳くじなど、キラリとセンスの光る、楽しくて繊細な作品を数多く手がけていらっしゃいます。

HAND MADE IN Ω社


参考資料

全国郷土玩具ガイド〈2〉全国郷土玩具ガイド〈2〉
(1992/06)
畑野 栄三

商品詳細を見る




私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。

首振り犬張子、胡粉塗り終了。

こんにちは、江戸張り子の作家、林史恵です。

現在、ご注文いただいております、首振り犬張子を鋭意製作中です。
現在、胡粉塗りまでできました。白くてなめらかになっております。これは胴体です。

20130525gofunnnuri (1)

こちらは胡粉塗りまで終わった首振り犬張子の顔の部分。現在10個の犬張子を製作中です。複数のお客様のもとへ、発送予定でございます。

20130525gofunnnuri (2)

今日は絵付けに入ります。はりきって製作いたします!


私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。


広島県の常石張り子

こんにちは、張り子作家、林史恵です。
今日は、郷土玩具の会で見つけた、広島県の常石張り子について、ご紹介させていただきます。

20nnen2tuneishi (2)
常石張り子、寒行法師 宮本峯一作

広島県の沼隈半島の先端、沼隈町で、常石張り子は作られています。
今回紹介させていただきます張り子は、すべて二代目、宮本峯一氏によるもので、現在は三代目、宮本義孝氏が後を次いでいらっしゃいます。

20nnen2tuneishi (4)
常石張り子、獅子舞 宮本峯一作

張り子の中でもこれほど自由奔放に造形され、彩色されたものも少ないと言われています。
種類は二代目の峯一氏が生み出したものが多く、三代目の義孝氏にも、何種類あるのかわからないそうです。
20nnen2tuneishi (9)
常石張り子、獅子舞(後ろ) 宮本峯一作


義孝氏が現在作っているのは150種ほどで、比較的大型の人形が多く、高さ30センチの八重垣雛、花魁、立雛などの女性の立ち姿や武者者、また、恵比寿、大黒、天神などの縁起物も人気があるそうです。

20nnen2tuneishi (5)
常石張り子、獅子舞(底のサイン) 宮本峯一作

20nnen2tuneishi (10)
常石張り子、相撲 宮本峯一作

常石張り子は、初代の宮本九平氏が明治20年頃から始めました。初期は張り子ではなく、土人形であったといいます。しかし、不便な土地柄で、運搬のたびに破損が出るので、張り子に変えたのだそうです。


20nnen2tuneishi (8)
常石張り子、相撲(後ろ) 宮本峯一作

広島県のこの土地で、人形製作が行われるようになった要因の一つに、(※)八朔の行事が考えられます。
新粉(米の粉)で人形や馬をつくって飾ったり、男の子には張り子の馬を、女の子には紙人形を節句に飾る風習が、自家製から専門家の手によって委ねられたと言われています。

三代目、宮本義孝氏常石張り子は、平成3年の未年、平成12年の辰年の、年賀切手に採用されました。

heisei3tuneishi.png

heisei12tuneishi.png

(※八朔)旧暦の八月一日のこと。秋の収穫を前にして、豊作を喜び合った行事。田の実(稲の実)や馬節句(収穫や馬の労働に感謝)などといい、新粉で人形や馬をつくって飾ったり、男子には張り子の馬を、女子には張り子の馬を飾る。


参考資料
広島文化大百科

全国郷土玩具ガイド③ 畑野栄三著


私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。



名古屋のういろう屋さんで見つけたド迫力虎張り子!!!

こんにちは、江戸張り子の作家、林史恵です。

愛知県の、中日ビル内、名古屋・栄中日センターにて行われた、犬張子講座の講師のお仕事の帰り道、同ビル内に見つけたういろう屋さんでものすごい迫力の、虎の首振り張り子を見つけました!!!

許可をいただき、撮影をさせていただきました。
協力してくださった虎屋ういろのお店の方に、心より感謝申し上げます。

それがこちら
20130520tora (2)
迫力満点の素晴らしい張り子ですね。
大きさも凄いです。虎の顔は、人の顔と同じくらい大きくて、全体の大きさも、両手でかかえないと持てないサイズです。

20130520tora (8)
こちらが、その張り子が置いておるお店の看板です。
虎屋ういろは、大正12年に創業、昭和13年にういろ専門店となり、現在に至っています。
伊勢地方では、黒砂糖でつくられたういろが昔からあり、虎屋ういろではそのういろを元に、様々な材料を加え、アレンジし、現在では定番のういろと季節限定のういろをあわせますと、約35種類のういろがあるそうです。
あっさりとした味わいと弾力が幅広い年層のお客様に受けいられてきている、老舗の名店です。

参考 虎屋ういろホームページ


20130520tora (3)
虎張り子の画像に戻ります。
この表情を御覧ください。虎の猛々しさが伝わってきますね。

20130520tora (6)
そしてこの後ろ足!!今にも飛びかかってきそうな、躍動感があります。筋肉質な描写が素晴らしいですね。

20130520tora (7)
後ろから観察するのもまた面白いですね。
敵に向かって猛然と突き進んでいるようにも見えますし、
獲物を狙って抜き足差し足しているような、緊張感ある一場面にも見えます。

いろいろと想像を掻き立てられ、見ていて飽きさせませんね。


20130520tora (4)
前から見るとこんな感じです。
首振りの細工もしっかりほどこされており、こんなに大きく複雑な形をした顔なのに、しっかり揺れます。


20130520tora (5)
虎張り子の隣には、このような説明書きがありました。
奈良県信貴山 朝護孫子寺というところで、売られているのですね。

私は製作者がどなたか気になったので、帰宅後、調べて見ることに致しました。

奈良県の北西部、大阪府と隣接する信貴山は張子の虎で有名です。信貴山歓喜院朝護孫子寺は、寅の日には参詣者が多く、とくに正月の初虎では虎を売る店で賑わうのだそうです。

そして、製作者は、隣の大阪府柏原市の、峯嘉武氏という方だと思われます。

大阪では、神農(しんのう)の虎と呼ばれているそうです。
大阪市の少彦名神社(通称、神農さん)で行われている『神農祭り』でも、写真の虎より小型の虎が授与されているそうです。


神農の虎の歴史
その歴史はかなり古いです。江戸末期に大阪を襲ったコレラに対し、道修街の薬屋から、虎の頭の骨などを配合した、『虎頭殺鬼雄黄丹』という丸薬が出まわりましたがとても足りませんでした。

そこで、張子の虎を少彦名神社に供え、厄除け祈願を込めたものを授与したと言われています。

この虎の効果があったのか、コレラはおさまり、以後、毎年張子の虎の授与が恒例となったそうです。

現在の製作について


参考資料を読む限りだと、どうやら、現在、峯嘉武氏は少彦名神社には授与品を制作しておらず、ういろ店の掲示板に書いてあった通り、奈良県の信貴山 朝護孫子寺へ、多く制作しているようです。

少彦名神社の虎は主に、楠田正夫氏という方が制作しているようです。
楠田氏の虎張り子も、参考資料に載っていたのですが、迫力満点でした。生で見てみたいです!
ちなみに楠田氏は、私の小学校時代の同級生の大おじさまでした。世間は狭いです。

楠田正夫氏については、こちらに詳しく書いておりました。ご紹介させていただきます。


楠田工房 楠田正男さん(85)


ここまで書いた張子の虎に関しては、まだまだ私も調査が足りておりません。
ブログの内容に関するご指摘や、新たな情報がございましたら、何なりとよろしくお願い致します。

参考資料 
全国郷土玩具ガイド〈3 近畿・中国篇〉全国郷土玩具ガイド〈3 近畿・中国篇〉
(1992/12)
畑野 栄三

商品詳細を見る



私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。


名古屋・栄中日文化センター 犬張子講座第二回レポート

こんにちは、私は旅がらす犬張子のつぶ犬くんです。5月20日(月)、東京からこだま号に揺られてのんびり二時間の後、愛知県名古屋市に降り立ちました!!!
何のためかと申しますと…
20130520kousyuu (1)

愛知県、名古屋・栄中日文化センターで、張り子作家、林史恵が講師を務める犬張子講座(第二回目)に参加するためです。今日は、その内容についてご紹介させていただきます。

5月20日は、毎月、第三月曜日に、4回にかけて行う犬張子講座の第2回目でした。
一ヶ月ぶりに生徒の皆様とお会いしました。なんだかとっても嬉しかったです。
二時間楽しく頑張りましょう!!

第一回目の講習はこちらをご覧ください

今回は、前回、原型に水張りした張り子紙を、はがす作業を行います。
20130520kousyuu (3)

20130520kousyuu (4)
まずは、はがす前に、張り子紙の凸凹している部分を、カッターの後ろ側の丸みを帯びた部分で慣らしていきます。
20130520kousyuu (5)
続いて、カッターで、線にそって紙を切っていきます。
皆様丁寧で、とても真剣です。
20130520kousyuu (6)
あ!!原型からはがれそうですね。

20130520kousyuu (7)
御覧ください。綺麗にはがれました。

20130520kousyuu (8)
気持ちが良いくらい、綺麗にはがれていますね。

20130520kousyuu (9)
お腹の部分から開くようにはがすのですが、お腹にカッターを入れることが、皆様難しそうでした。

20130520kousyuu (11)
剥がした後は、反古紙(ほごし)で切れ目を丁寧にはり合わせていきます。

2013kousyuu.jpg
はり合わせたら、乾くまで時間がかかるので、作業は終了です。
空いた時間で、少し張り子のお話をしたり、生徒の皆様からのご質問に回答したりしていました。

●原型はどのようにして作るのか。
●ボールや野菜などに張ることは出来るのか。
●原型を木で彫る場合の木材の種類は何がいいのか、

など、他にも沢山質問をいただけてとても嬉しかったです。

また、そのようなやり取りの中で、様々なご意見もいただきました。

●原型は石膏などで複製できるのではないか。
●発泡スチロールのかたまりを削ったものに粘土をはれば、大きな原型を作れるのではないか。
●骨董市で買ったたい焼きや、落雁の型を持っているのだが、そのような雌型でも張り子が出来るのではないか。

など、私が気付けなかったアイディアをたくさんいただけました。

講座を通して、張り子の技法を私が話すだけでなく、より作りやすくなる方法を皆様と議論することができて、とてもとても勉強になりました。

本当に有難うございます。そして今日もお疲れ様でした!

20130520kousyuu (2)
二回目の講座も終わりました。私、つぶ犬は心地よい疲労感とともに、帰路についております。
のぞみ号の車窓から、さようなら名古屋。また6月…。

===============================
犬張子講座に関する記事はこちら
===============================

犬張子講座の詳しい内容

犬張子講座 第一回目

犬張子講座 第二回目

犬張子講座 第三回目

犬張子講座 第四回目(パート1・作業風景編)

犬張子講座 第四回目(パート2・犬張子完成編)

犬張子講座 第四回目(パート3・受講生の皆様の持ち込み作品編)



===============================

==============================================


今回の講習で、参考資料としてご紹介した本がこちらです

十二支の郷土玩具十二支の郷土玩具
(2009/10)
中村 浩訳

商品詳細を見る


私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。
私の主人のホームページです。模型製作をしています。
ケルバーダイン

『江戸初期の犬張子復刻プロジェクト』リボンの原型完成

江戸初期の犬の張り子を復刻中です。リボンの原型を作ってなかったのですが、やっとできました!主人に塗料でコーティングもしてもらいました。すでにご注文もいただいているし、急がねば急がねば。

20130519genkei.jpg

江戸初期の犬の張り子復刻に関する過去記事は、こちらをご覧ください。
『江戸初期の犬張子復刻プロジェクト』

私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。
私の主人のホームページです。模型製作をしています。
ケルバーダイン

うん、運、うなずき草子しりぃず第一弾、浮世絵の世界から飛び出してきた犬張子を鋭意製作中

こんにちは、伝統の手法を受け継ぐ江戸張り子の作家、林史恵です。
現在、私は、お客様からご注文を頂いております、はりこのはやしやの売れ筋商品、うん、運、うなずき草子しりぃず第一弾、浮世絵の世界から飛び出してきた犬張子を鋭意製作中です!!
ko20130517kiji.jpg
こちらがうん、運、うなずき草子しりぃず第一弾、浮世絵の世界から飛び出してきた犬張子です。
うん、運と、うなずくように福を呼びこんでくれる、可愛くて繊細な首振り犬張子です。

20130517 (2)
現在、原型である、木型から張り抜きを終えたところです。こちらは胴体と尻尾です。灰色の張り子紙は、埼玉県小川町に工房を持つ、日本でただ一人の張り子紙職人が、一枚一枚丁寧に手漉きをしたものです。


20130517 (1)
こちらは顔の部分です。これにおもりを付け、胴体に紐で吊るして、首振りにします。

ゴフンとニカワを混ぜた液体を下地に塗り、絵付けをすれば完成です。

これらの犬張り子は、複数のお客様のもとに出荷される予定です。

結婚出産などのお祝いの贈物に、ピッタリです。
福を呼ぶ可愛らしい犬張子は、当店のネット・ショップからご購入いただけます。

はりこのはやしやネット・ショップ

また、メールでのご相談、ご注文も承っております。
下記のアドレスまで、お気軽にどうぞ

hayashike@almond.ocn.ne.jp



私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ



ツイッターしています。

『江戸初期の犬張子復刻プロジェクト』

こんにちは、張り子作家、林史恵です。

現在新作を鋭意製作中でございます。
今日は、その新作の木型による原型が完成いたしましたので、ご報告させていただきます。

genkei20120507 (2)
genkei20120507 (1)

新作は、江戸時代に生まれ、現在は姿を消してしまった珍しい犬張子の復刻です。

江戸に始まった犬張子は、長い年月をかけ、下の写真のような童子のような丸顔になりました。

1302142.png
しかし初期は、下の画像のような、柴犬のような形をしていたのです
inu1 (1) - コピー

私、林史恵の運営するはりこのはやしやは、消えた初期の犬張子を復刻しようと思い立ちました。題して、『江戸初期の犬張子復刻プロジェクト』!!!なくなってしまったものを復刻させるということは、歴史的にもとても意味のあることだと感じております。

原型の仕上げは主人が磨いてくれ、保護のために専用の塗料も吹いてくれました。

この張り子の原型に紙を張り、剥がしてつなぎ合わせ、着彩をしたら完成です。
完成の報告までもう少々お待ちくださいませ。

私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。
私の主人のホームページです。模型製作をしています。
ケルバーダイン



絵画の展示会のお知らせ

こんにちは、張り子作家、林史恵です。

今回は、張り子情報ではなく、私の絵画の展示会のお知らせを、この場を借りてさせていただきます。

現在、新宿のギャラリー絵夢でのグループ展に参加しております。

私が通っていた大学、日本大学芸術学部美術学科、絵画科の卒業生が集まったグループ展です。

会期は5月の9日までで、私は6日(11時~15時)在廊しております。

お時間ありましたらぜひお越しくださいませ。

ギャラリー絵夢の地図はこちら

展示会のお知らせはこちら





私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
はりこのはやしや ホームページ

当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ

ツイッターしています。

私の主人のホームページです。模型製作をしています。
ケルバーダイン