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滋賀県の小幡土人形

こんにちは、張り子作家、林史恵です。
今日は、滋賀県の小幡土人形についてご紹介させていただきます。
昭和51年に、八代目、小幡文蔵氏が制作されたもので、『清姫』だそうです。

小幡土人形は300年ほどの歴史があると言われているそうです。もともとは伏見人形の写しから派生したもので
昔は伏見人形の工人が伏見の型を使い、小幡で制作していたのだそうです。
そのため、伏見人形と言われて売られていました。
古いものに関しては 小幡人形と伏見人形を識別するのは至難の技といいます。
それが次第に独自の道を歩み始め、このようなユニークな土人形が数多く生み出されるようになったのです。


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「安珍清姫」の伝説


 「京鹿子娘道成寺」という歌舞伎舞踊の演目が題材と思われます。この「道成寺」というお寺は実在します。場所は和歌山県日高郡日高川町で、創建は大宝元年(701)。国宝に指定されている千手観音は国内でも最古を誇り、日光菩薩、月光菩薩を始め多くの仏像・文化財が納められているそうです。

能や歌舞伎の「道成寺」の元となっている「安珍清姫」の伝説は、道成寺の鐘の中に逃げ込んだ僧・安珍を、怨念で蛇体と化した清姫が鐘もろとも焼き殺したとされ、「京鹿子娘道成寺」はその後日談で、数百年を経て新たに寄進された鐘も"白拍子花子実は清姫の霊"に祟られてしまう。というお話だそうです。

実際の道成寺も、最初にあった鐘は伝説通り焼失したとされているそうです。
数百年後に寄進された鐘も戦国期の豊臣軍によって持ち去られたため、この寺に鐘はありません。持ち去られたという鐘は京都の妙満寺に今も残されています。

参考ホームページ
郷土玩具 小幡でこ
歌舞伎公式総合サイト

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