今日の郷土玩具の会の例会では、会員の末永氏が、神奈川県鎌倉の材木座海岸に打ち上げられている貴重な資料についてお話してくださいました。

材木座海岸を歩くようになったきっかけは、ご自身のコレクションである、貝屏風を修復するため、貝を拾いに出かけたことだそうです。
そこで、観光客でもない人々が海岸を歩き回っているのを発見、お話を聞いてみると、アクセサリーを作るため、ガラスの漂着物を探す人、古い磁器の破片を探している人、様々。末永氏も興味を持たれ、漂着物を探すようになったのだそうです。実際に持ってきていただきました。

こちらが漂着物を探すきっかけになった貝屏風

上の写真は実際材木座に落ちていたもの。陶器の醤油差しです。なんの漂着物かというと…

なんと崎陽軒のシュウマイです!『シウマイ』と書かれているところに歴史を感じます。

こちらのふたつは親指ほどの小さな瓶です。
ライトブルーのビンは、戦後の物。胃腸薬の薬瓶です。
白い瓶は、表面が銀色に変色しており、涼やかで美しいです。中のガラスが酸化しているとのこと、30年以上は経たないとこうはならないそうです。

こちらも落ちていたもので、4センチほど。戦後の土人形で、穴が開いている事から『はとぶえ』と思われます。
末永氏いわく、以前千葉の畑を探っていたら出土したものと同じなのだそう。戦後の関東の子供たちの中で、よく遊ばれていたのでしょう

土で出来た『泥面子』戦後のものです。

また、上のようなものも落ちていたそうです。戦後の土人形の破片ではないかと思われます。
左側の盛り上がった所、これは僧の持つ風呂敷であると想像できることから、今戸土人形の『西行法師』ではないかと推測できるそうです。
この型から、これが何かを想像できてしまうのが玩具の会の会員のすごい所ですね。

これは漂着物ではありません。今戸の西行法師です。上の破片の全体像の一例として、会員の方が用意してくださいました。

こちらは宋銭だそうです。

古い陶磁器の破片も落ちているそうです。
貴重な思慮を持ってきて下さった末永氏ありがとうございます。
こんなに素敵な趣味を持っていらっしゃるなんて、羨ましいです。私も海岸が近かったら、是非してみたいです!
海岸を歩きながら宝探し、そして歴史に思いを馳せるのです!!
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