郷土玩具の会レポート 各地のお雛様、大特集パート2

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こんにちは、張り子作家、林史恵です。
今回は前回の記事に引き続き、郷土玩具の会で行われた、雛人形特集についてレポートさせていただきます。

前回の記事はこちらのリンクから御覧ください。
郷土玩具の会レポート 各地のお雛様、大特集パート1

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こちらは諸岡様が持ってきてくださった、千葉県柏で作られた紙雛です。
製作者は柏張り子で有名な、松本節太郎氏。
頭は土製です。親近感のわく作品ですね。

参考 諸岡様の説明文より


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こちらは大川様が持ってきてくださった、宮城県、堤土人形の土雛です。

江戸期土人形だそうで、大川様ご自身も、大変気に入っていらっしゃるそうです。

参考 大川様の説明文より

赤と黄色が生えていて、とても美しいです。顔の表情も、優しげで素敵ですね。

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こちらは高野様が持ってきてくださった、名古屋土人形の立雛です。

この立雛は、野田末吉氏が、昭和30年代に制作された作品だそうです。
ずしりとしたかたちと落ち着いた色彩は、名古屋土人形の特徴だそうです。
高さ12.5センチ

参考 高野様の説明文より

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こちらは近松様が持ってきてくださった、福島県塩川の、木地雛です。

こけし工人、井上はるみ氏が制作したものです。
近松様が直接、お願いして作ってもらったのだそうです。
衣装には師匠独特の模様がほどこされており、近松様ご自身、この雛人形を受け取った時には大変な喜びを感じたそうです。

参考 近松様の説明文より


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こちらは山口様が持ってきてくださった、鳥取県鳥取市の、流し雛です。

昭和初期の流し雛です。水に流すものであるため、頭は土で固められただけで、焼かれてはいないのだそうです。これらはこよりで結ばれており、それも水に溶けて消えてゆくのだそうだそうです。
儚くも、素朴で美しい、雛人形の原点といえるでしょう。一昨年の玩具の会の例会で、入手されたものだそうです。

参考 山口様の説明文より

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こちらは、高梨様が持ってきてくださった、山形県 米沢市 下小菅 の土雛です。

ここの産地の人形は、素朴で土俗味たっぷりなところが特徴です。
黒を中心にした色味が、独特ですね。
男雛の指すような表情が、とても凛々しいです。胸の部分の、黄色と黒の模様は、浮かし模様を表現しているのでしょうか。
他にはない特徴を、沢山持っている、珍しい雛人形ですね。

参考 高梨様の説明文より


今回の特集を通して、雛人形にもこんなに種類があるのかと驚きました。
親類への贈り物に、このような地方の変わった雛人形を、自分の足で探して贈るというのも、面白いかもしれませんね。
これからも様々な雛人形情報を集めて行きたいです。

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