以前から、製作過程をたびたびご紹介させていただいておりました、江戸初期の復刻犬張子が完成いたしました。今回は、その完成写真をご紹介させて頂きます。





こちらは張り子の木型(原型)です。
このたび、江戸初期の復刻犬張り子が完成いたしました。現代の犬張子が丸顔をしているのに対して、江戸の犬張子は狐顔をしているのが特徴です。
長い年月をかけ、現在お馴染みの、子供のようにも見える丸顔になったと思われています。
残念ながら、今回復刻したような形の江戸時代の犬張子は、現在残っていないと思われます。
はりこのはやしやでは、縁起飾りとして、また、貴重な資料の一つとして、復刻を試みることに致しました。
当時の犬張子が登場する浮世絵など様々な図案を参考にして復刻しました。
●横…16.2センチ ●幅… 7.0センチ ●高さ…16。0センチ

月岡芳年 猫鼠合戦 安政六年 1859 ボストン美術館

郷土玩具の会の会員の方からいただいた古書

郷土玩具の会の会員の方からいただいた古書

国立国会図書館

前掛けの参考資料は、昭和の初期に制作されたと思われる犬張子を参考にしました。
浮世絵などの前掛けの模様は、多少簡略化されていることが想像されるため、
現存する犬張子の中で比較的古いものを参考にすることに致しました。
玩具の会の会員の方々や、様々な方からご提供いただいた資料のおかげで、今回の復刻が実現いたしました。
また、原型の制作は、私より立体造形の得意な主人にだいぶ手伝っていただきました。
協力してくださった方々、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
犬張子は、郷土玩具の王様ともいわれており、日本の郷土玩具の中でも傑作の一つです。
自宅の縁起飾りとして、大切な人への贈り物として、また、貴重な資料の一つとして、江戸初期の復刻犬張子はいかがでしょうか。
●復刻犬張子のご購入は、はりこのはやしやのネット・ショップよりお願い致します●
犬張子の歴史はこちらをどうぞ
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こちらの張り子は、9月に行われます、展示会に出品予定です。
ぜひ、お越しくださいませ。
~張り子の『縁起物』~の作品展.。
場所は家具スタジオ木の香
会期は9月20日(金)~30日(月)です。 (9月29日→9・2・9→くるふく、にあやかっての会期です)
展示の詳しい内容は決まり次第、報告させて頂きます。
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江戸張り子で有名な、犬張子を製作、販売しております。
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