前回までの記事はこちらをどうぞ
犬張子の製作方法パート1
犬張子の製作方法パート2
犬張子の製作方法パート3
犬張子の製作方法パート4
今回は、絵付けの作業。いよいよ完成です。

前回の作業で、白い下地の塗料を塗った張り子です。

鉛筆で下描きをしていきます。濃く描かないように注意しましょう。
慣れれば下描きは省いても大丈夫です。

前から見るとこのようになります。

向かって右からの画像です。

向かって左からの画像です。

目の周りにぼかしを入れます。赤い粉末を用意しましょう。
粉末は、赤いパステルを目の細かいヤスリで擦って粉末にしたもの。または化粧品用のチークなどが使えます。

化粧品用のコットンを用意します。そのコットンを裏返しにして、そこに粉末をつけます。
そして、目の周りに擦り付けるように塗っていきます。

続いて、顔などの黒い部分をアクリル絵の具で塗っていきます。
顔の黒は、光沢のある黒のアクリル塗料がお勧めですが、つや消しの黒の場合は、絵の具が乾いた後、水性のニスを重ね塗りするといいでしょう。
顔の部分の黒に光沢が増すことにより、顔の丸みが強調され、犬張子のコロコロとした可愛らしさが増します。

今回の松葉模様の犬張子の黒の部分を全て塗り終えると、画像のようになります。

前からみた画像です。
足元のブチの模様は、ある資料を元に花の模様にしてみました。通常は丸い形のブチです。

上からみた画像です。
リボンに当たる場所を塗らないであります。

続いて、どんぶり(横の模様のこと)と、前掛け、白目を着彩します。
どんぶりの3つの丸の内、2つは、ピンク(赤+白)。1つは水色(青+白)のアクリル絵の具で着彩します。
前掛けの色は、セルリアンブルー+白のアクリル絵の具です。

白目も、白いアクリル絵の具で丁寧に塗りましょう。

続いて、前掛けに白いアクリル絵の具で模様を描き入れました。

どんぶりの模様を描き入れます。赤、青のアクリル絵の具で、画像のように塗りましょう。

白いアクリル絵の具で丁寧に、その周りを縁取っていきます。
これは、松ぼっくりをアレンジした模様です。

黄色い塗料で、松の葉を散らすように描き入れます。

赤いアクリル絵の具で、どんぶりをふちどります。

続いて前掛けをふちどります。

リボンも丁寧に塗りましょう。

赤い塗料で爪も描き入れました。

顔の赤い部分(目の周り、耳、鼻、口)も描き入れます。

黒目を入れたら完成です。

全体からみた画像です。

5回に渡ってお伝えして参りました、犬張子の作りかたはこれで終了です。
最期まで見てくださり、誠にありがとうございました。

犬張子の製作方法パート1
犬張子の製作方法パート2
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犬張子の製作方法パート4
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