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伝統の江戸みみずく復刻プロジェクト!試作品第一号完成いたしました

こんにちは、伝統の手法を守り続ける江戸張り子の作家、林史恵です。
現在、江戸初期の犬張り子復刻プロジェクトに引き続き、
江戸みみずく復刻プロジェクトを展開中です。早速、試作品第一号が完成いたしましたので、報告いたします

mimi20131003 (13)
●木菟(みみずく)とは●

江戸時代に人気のあった、疱瘡除けの縁起物です。
疱瘡とは、奈良時代から流行を繰り返し、多くの死者を出した病気です。
●疱瘡除けの縁起物になったいわれ●

●みみずくが邪気を払うという言い伝えから、薬売りの店頭に開かれたこと、
●疱瘡を患うとかぶった赤い頭巾が、小鳥猟のおとりとした頭巾をかぶせたみみずくを連想させたこと、
●みみずくの大きく丸い目が、疱瘡による失明に対向する“念”につながると言われていたこと。など諸説があります。

参考資料
 
浮世絵のなかの江戸玩具―消えたみみずく、だるまが笑う浮世絵のなかの江戸玩具―消えたみみずく、だるまが笑う
(2008/02)
藤岡 摩里子

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達磨からだるま ものしり大辞典達磨からだるま ものしり大辞典
(2011/07)
中村 浩訳

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こちらがそのみみずくです。現代的な可愛らしさとはまた違った雰囲気を引き出したいと思いながらつくりました。『寿』の草書体がとても難しかったです。
試作品第二号に取り掛かる前に、書道の勉強が必要なようです。
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中におもりを入れたため、起き上がり小法師になっております。このくらい傾いても………

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ケロッとした顔で起き上がります。

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こちらは主人が製作してくれた、江戸みみずくの原型です。張り子紙の剥がれを良くするために、特殊な塗料を塗ってくれました。

20130927shisaku (1)
左は、起き上がりにするための重りの型です。右は張り子を原型から剥がしたもの。

tokyo mimi - コピー
人魚洞文庫データベース様より
江戸時代のみみずくに近づけるために、様々な古い資料をもとに、絵付けをしたいと考えております。
私自身、とても楽しみです。

誠に勝手ながら、現在、ネット・ショップからの商品の発送が送れる可能性がございます。詳細はこちらの記事をご覧くださいませ。
『妊娠の報告と、9月からしばらくの間、商品発送が遅れる可能性についてのお詫び』


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