今回の犬張子も、静岡県静岡市の犬張子です。
おなかに「澤屋」と明記されていることから、沢屋で制作されてきた、杉本氏の犬張子である可能性が高いと思われます。
お詳しい方いらっしゃいましたら、教えてください。

扇子を二本、麻ひもに巻きつけていますね。
ひとつつけるのにも手間取るのに、2つつけるだなんて、どういう意味合いなのでしょうか。何か洒落の効いたげん担ぎが込められているのでしょうか…
ちなみに
扇子の形状が末広がりというところから、吉兆を暗示するおめでたいものとされている扇子。
初宮参りの際には、犬張子とともに、扇子、でんでん太鼓、金封を麻ひもにひとまとまりに縛り付け、赤ちゃんを抱っこした人の背中にたらしお参りする風習があるそうです。
下の浮世絵は橋本周延作、神田明神宮参りです。
真ん中の女性が抱いている赤ちゃんの初宮参りですね。
横にいる男性(父親?)が犬張子を担いで参拝中です。扇子などの小物は見つかりもせんが、当時の習慣がよく分かる浮世絵です。
親類、知人から、たくさん犬張子をもらえれば貰えるほど、良いことと言われていました。

国立国会図書館所蔵

ひげが特徴的ですね。のびのびとしていて、元気があっていいですね。

参考資料、加藤文成郷土玩具コレクション(調布市郷土博物館)
今日も熱いですね。
わが家では隣の家のベランダから聞こえてくる風鈴の音色に癒されています。
風鈴を買っていないのに風鈴で涼めるだなんて、お得ですね(^_^;)
犬張子オリンピックは、ロンドンオリンピック期間毎日更新です。おたのしみに。
私のホームページです。のぞいてみてください(ノ´∀`*)
はりこのはやしや ホームページ
当店のネットショップです。
はりこのはやしや ネットショップ